残業代請求を弁護士に依頼するとき、証拠となる書類を持っていくと話がスムーズに進みます。現在進行形でサービス残業をさせられているという人は、早いうちに弁護士に相談をしましょう。弁護士が残業代請求をするときに有利になる証拠の集め方を教えてくれます。ほぼ必ず持っていくべき書類は、労働契約書などの労働条件が書かれた書類です。
雇用時に交付された書類はすべて保管しておくようにしましょう。労働契約書は残業をしていることの証明でほぼ必ず必要になります。例えば、毎日夜の20時まで働いていたということが証明できたとしても、「この人とは12時~20時で契約をしていました。なので残業ではありません。
」などと言い訳されてしまう可能性があります。そこで、9時~17時という労働時間が書かれた労働契約書などが必要になります。残業代請求において、証拠となる書類はさまざまです。タイムカードが代表的ですが、会社によってはタイムカードを使用していないということもあるでしょう。
スマートフォーンで仕事をしている時刻がわかるような写メをとっておくということも方法の1つです。証拠としては不十分なものであっても、それが2つも3つもあれば、それらを組み合わせて証拠とできることもあります。証拠はあればあるほどよいので、ちょっとしたメモ書きであっても残しておくようにしましょう。上司からの残業指示書、メール、メモ書きなどは証拠としての能力があります。